人権教育 - Human Rights Education

北高の人権教育

人権教育教職員研修会

  人権教育教職員研修会を 10月15日、本校大会議室で鳴門市健康福祉部人権推進課鳴門市女性子ども支援センター『ぱあ-となー』子ども支援員 榊凌我さんを講師にお迎えし、「すべての人が『自分らしく』生きられる社会をめざして」と題してセクシャル・マイノリティ(性的少数派)の人権について、講演会を行いました。教職員と保護者の方が参加し、多様性を認められる社会を実現していくことについて研修を深めました。

大島青松園との交流会


 8月7日(金)に徳島県ハンセン病支援協会十川勝幸さんに御同行いただき,生徒19名・保護者3名・教職員9名でハンセン病についての正しい知識を学習するために香川県の大島に行きました。

 昨年は台風のため取りやめとなり,2年ぶりの訪問でした。行きのバスでは約1時間,ハンセン病について十川先生に御講演いただきました。

 大島をフィールドワークした後、徳島県人会の5名の方々から,入所当時のこと,現在の生活のこと,今後の青松園の存続についての思いなどを伺いました。青松園も高齢化が進んでいることを実感しました。

 ハンセン病による差別は決して過去の話ではありません。ハンセン病回復者の人たちに対する偏見や差別と同じような差別はこれからも起こりうることです。
 私たちは差別や偏見を生まないよう,正しい知識を持たなければなりません。回復者の思いを受け止めて行動していきたいと思った研修でした。
 
 この研修の成果を9月の文化祭で展示しますので,見に来てください。

高松港から大島へ                                  納骨堂



ミニ八十八ヶ所                                    風の舞 


人間関係づくりワークショップ

  5月8日、11日に1年生を対象とした人間関係づくりワークショップを行いました。
  2クラス合同で行う、2時限連続のプログラムです。入学して1ヶ月が過ぎ、高校生活に少し慣れ、周りにも気を配る余裕ができてきた頃です。ここで、改めて、友達への声かけを客観的に見なおすことで、友達関係をうまく築いてほしいと考え行いました。


アサーティブメッセージについて説明を受けるグループでの話し合い
配役を決めて発表
審判による判定
                                                       


<生徒の感想>

・相手の気持ちを考えて話をするのはとても大切だと思った。
・自分の意見を伝えるのが苦手なので、今日のワークショップがあって良かった。自分から伝えることを実践したい。
・断り方もいろいろあると思った。
・班で考えることで、たくさんの意見を聞けた。アサーティブな考えや行動が大切だと思った。
・意志を上手に伝えることで、自分にも相手にとっても良い関係が築けるのだと思った。自分も相手も尊重していきたい。
・相手を傷つけることなく断るポイントを教わった。これからの生活でしっかり生かしていきたい。
・クラスの子と少し仲良くなれた気がする。困っている子を見たら一緒にいい形で解決したい。
   

「ありがとうを伝えたい『私からの手紙』」教育長賞受賞

 12月14日(日)あわぎんホールで、講演会 、劇やショー、啓発パネル展などにより様々な人権を考えるヒューマンフェスタとくしま2014 が開催されました。
 オープニングでは、「ありがとうを伝えたい『私からの手紙』」作品の表彰式が行われました。
本校からは“ありがとう”の気持ちや人権尊重の思いが伝わる短い手紙やメッセージ作品を応募し、幼稚園児から大人の方まで多数の作品の中から本校生の6作品が教育長賞などを受賞しました。



 教育長賞 藤井未来さん
 入選    経塚菜央さん
 入選    清田朋花さん
 入選    島田千聖さん
 入選    一宮紫苑さん
 入選    光武磨凜さん



                                  表彰式


                                受賞作品展

人権講演会を実施しました。

 11月11日(火)に「インターネットと人権侵害」と題して、「公益財団法人 反差別・人権研究所みえ」の研究員松村元樹さんをお迎えして全校生徒・保護者・教職員を対象とした講演会を開催しました。
 インターネットを利用した、いじ
めや誹謗中傷などの人権侵害が増えているが、インターネットは道具の一つなので、使用する側の問題である。日頃からの友人関係を見直し、豊かな関係を作ることが必要だ。他人に振り回されずに自分を大事にしようと、ご自分の体験を含め、親しみを込めた口調でお話しいただきました。



生徒感想(抜粋)
 ・どんなに技術が進歩しても私たちが変わらないと、いじめはなくならないと思った。
  ・ネットでつながる薄っぺらな関係より、直接なんでも言い合える関係のほうが、これから先もつながっていける友人だ。そんな当たり前だけれど大切なことに気づかせてもらった。
 ・自分に嘘をつかずにありのままを受け入れてくれる友人を作りたい。
 ・コンプレックスの話を聞いて自分の悩んでいることが楽になった。みんな違って当たり前。自分を好きになろうと思えた。
 ・人権問題を自分には関係ないと思うのではなく、自分の問題として聞くことができた。
 ・決して溺れることなく
、インターネットを正確にそして安全に使いこなしていくことが、私たちに求められていると思った。