人権教育 - Human Rights Education

2018年11月の記事一覧

人権教育講演会の御案内

 初冬の候,保護者の皆様には,ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。
 日頃は,本校教育活動に御理解・御協力を頂きありがとうございます。
 さて,保護者の皆様と第1学年生徒を対象とした人権教育講演会を,次のとおり開催いたします。平日ではございますが,ぜひ御参加いただきたく御案内申し上げます。

日時:平成30年12月7日(金) 午前9時から午前10時20分まで
場所:本校 多目的ホール
演題:『ハンセン病回復者との交流に学ぶ~無知からの偏見・差別~』
講師:徳島県ハンセン病支援協会 会長 十川 勝幸 さん

※参加して頂ける方は,12月5日(水)までに添付書類に必要事項を記入して,申込書をお子様を通じて担任へ提出してください。
人権教育講演会の御案内.pdf

2018/11/5 人権演劇鑑賞会

 11月5日(月)に全学年を対象に,東京演劇集団風による「ヘレンケラー~ひびきあうものたち~」が上演されました。
 本作品は,ヘレンケラーの実話をもとに脳性麻痺による重度の障がいのある松兼功氏が自らの思いを込めて脚本を書いたものです。これまでの作品のような「奇跡」ではなく,ヘレンと家庭教師アニー・サリバンとのコラボレーション(合作)として描かれ,現代に生きる私たちにとっても見つめ直すべき問題を考える作品として,ロングセラーを続けています。今年度も全国で30ステージ,本校が千秋楽とのことで,心のこもった舞台挨拶もしていただきました。また,舞台終了後は,バックステージツアー・座談会の機会も設けていただき,多くの生徒が生の舞台を見たり,役者の方の声を直接聞くなど貴重な経験となりました。

生徒の感想
・自分の気持ちを人に伝えられないのは,とてももどかしくて苦しいだろうなと思った。
・サリバン先生は,自分の弟にしてあげられなかったことをヘレンにすることで救われたのかなと感じた。
・相手を知ろうとしないと見えないものもあると思った。相手を知る努力が大事。
・学ぶ,体験する,人と触れ合うこと,すべてを経験しながら生きることが幸せだと思う。
・障がい者だからといって,勝手な自分の概念で決めつけず,その人を知るためのコミュニケーションをとっていきたい。誰もが住みやすい環境を作る社会になってほしい。
・あきらめないこと,可能性を信じることの大切さを学んだ。
・「服従」という言葉がひっかかった。生徒の心の声を引き出せるような教員になりたい。
・人と人とのつながり,伝え合うことの喜び,小さな努力,それこそが生きることだと改めて考えさせられた。