サイエンス部(地学)の活動報告
地学部化石採集会を行いました
平成29年4月2日(日)に地学部化石採集会を行いました。4名の部員が参加して,上勝町で中生代の貝化石を採集しました。現場はかなりの山中で,地層が少し崩れかけていたため,あまり近づかずに,転石の表面に現れている化石を探すことにしました。
採集の様子
中生代を代表する貝化石の一種であるトリゴニア(三角貝)が採集できました。
印影が明瞭な質のいい化石を全員が採集でき,有意義な採集会となりました。
地学部で「科学への誘い」に参加しました
センターの20cm反射望遠鏡を使っての観測もできるということで魅力的な行事です。全体
で35名の中・高校生が参加していました。
まず,センターの元山茂樹先生による,天文学と天体観測及び望遠鏡に関する講座を聴
講しました。とても丁寧に説明してくださり,よく理解できました。
その後,3階にあるテラスでの小型望遠鏡の調整実習・観測実習に並行して,屋上の天体
ドームで20cm反射望遠鏡による観測実習が行われました。あいにく,雲が広がることが多く
て,見ることができたのは,木星,ヴェガ(こと座の1等星,七夕の織り姫),アークトゥルス(うし
かい座の1等星)くらいだったので,残念でした。ただ,20cm反射望遠鏡でみた木星は,天文
雑誌の写真のように鮮明で感動しました。大気運動による縞模様やガリレオ衛星が見事に見
えました。さらに,教材の星座早見盤をいただくことができ,大感激でした。
元山先生の講義
小型望遠鏡調整実習
地学部 望遠鏡操作研修報告
平成28年3月11日(金),阿南市科学センターで望遠鏡操作研修を行いました。部員6名が参加しました。
科学センターの松岡友和先生・稲井俊道先生にご指導いただきました。
まず,望遠鏡の基本知識についての講義がありました。知っていたこともありましたが,初めて聞く内容もあって,一層望遠鏡や天体への興味が増しました。実際の望遠鏡を示しながらお話してくださったり,とても分かりやすいスライドを使ってくださったので,みんなよく理解できたようでした。
松岡友和先生の講義 | 稲井俊道先生の講義 |
その後,科学センターの展望テラスで,二人で一台の望遠鏡を設営しました。学校や佐那河内村ヒルトップハウスの観測会で,大型望遠鏡を操作したことはありましたが,小型望遠鏡に触れるのは全員が初めての経験でした。うまく設営できるか不安でしたが,お二人の先生方が,実際に設営して見せてくださったり,何度もアドバイスしてくださり,4台とも無事に設営することができました。
曇っていた空も,望遠鏡が設営できる頃にはきれいに晴れわたり,月(月齢2.1)や木星をはじめ,シリウスやベテルギウスなどの冬の一等星,M42(オリオン大星雲)やM45(プレアデス星団-いわゆる「すばる」-)などの星雲・星団を,自分で組み立てた望遠鏡で導入することができました。感激しました。
最後に,科学センターの口径113cmの大型反射望遠鏡を備えた天体ドームを見学しました。小型望遠鏡ではぼんやりしていた木星の縞模様やM42をしっかりと見ることができました。とても有意義な研修でした。
地学部 平成27年度活動報告
今年の天体観測会は天候に恵まれず,6回も中止になりました。実施できたのは3回で
した。
①4月24・25日
新入部員歓迎観測会として,本校の天体ドームと大型望遠鏡の使い方を練習しま
した。
②9月18・19日
佐那河内村のヒルトップハウス天文台で,天体写真撮影実習のはずでしたが,雲
が多くて,肉眼による星野観察を行いました。天文台の嘱託指導員である小田大輔
さんの指導を受けました。
③11月20・21日
19日に出現極大となる獅子座流星群の観測を予定していましたが,この日も雲
が多くて肉眼による星野観察となりました。
観測会のほかに,8月6日のオープンスクールの日に,天体ドームを公開しました。思
っていた以上にたくさんの中学生・保護者の方が来てくださいました。
文化祭は「天体ドーム見学ツアーと黄道十三星座展」と題して,地学教室に巨大な黄道
十三星座を描いて,それぞれの星座にまつわる神話を紹介するとともに,希望者に天体ド
ームを案内して,地学部の活動の一端に触れていただきました。
3月には,阿南市科学センターでの望遠鏡実習や上勝町での化石採集も予定しています。
どうか天候に恵まれますようにと願っています。
「治癒証明書」のダウンロードはこちらから
治癒証明書(インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症).pdf
治癒証明書(感染性胃腸炎・マイコプラズマ感染症・溶連菌感染症等).pdf
県立学校へ送付されるチラシ、パンフレット等の取扱いについて(依頼)