活動報告

地学部 望遠鏡操作研修報告

 平成28年3月11日(金),阿南市科学センターで望遠鏡操作研修を行いました。部員6名が参加しました。

 科学センターの松岡友和先生・稲井俊道先生にご指導いただきました。

 まず,望遠鏡の基本知識についての講義がありました。知っていたこともありましたが,初めて聞く内容もあって,一層望遠鏡や天体への興味が増しました。実際の望遠鏡を示しながらお話してくださったり,とても分かりやすいスライドを使ってくださったので,みんなよく理解できたようでした。

   
 松岡友和先生の講義
 
稲井俊道先生の講義


   その後,科学センターの展望テラスで,二人で一台の望遠鏡を設営しました。学校や佐那河内村ヒルトップハウスの観測会で,大型望遠鏡を操作したことはありましたが,小型望遠鏡に触れるのは全員が初めての経験でした。うまく設営できるか不安でしたが,お二人の先生方が,実際に設営して見せてくださったり,何度もアドバイスしてくださり,4台とも無事に設営することができました。

   


 曇っていた空も,望遠鏡が設営できる頃にはきれいに晴れわたり,月(月齢2.1)や木星をはじめ,シリウスやベテルギウスなどの冬の一等星,M42(オリオン大星雲)やM45(プレアデス星団-いわゆる「すばる」-)などの星雲・星団を,自分で組み立てた望遠鏡で導入することができました。感激しました。

 最後に,科学センターの口径113cmの大型反射望遠鏡を備えた天体ドームを見学しました。小型望遠鏡ではぼんやりしていた木星の縞模様やM42をしっかりと見ることができました。とても有意義な研修でした。