生徒参画による校則の見直しについて - Revising School Rules through Student Involvement

生徒参画による校則の見直しについて

生徒参画による校則の見直しに係る代議員会を開催しました

10月16日(月)の放課後、生徒参画による校則の見直しに係る代議員会を開催しました。この日は、1学期に議決された意見の確認(代議員会で生徒が否決した意見、継続審議とした意見)と、可決した意見に対する学校から回答がありました。

継続審議になった項目については、来年度に向け、後期生徒会が中心になり議論を進めていく予定です。


 代議員会の様子

 

 

 


 各ホームルームでの報告

代議員会で話し合った内容を、各クラスの代議員がクラスで報告しました。

 


Ⅰ 代議員会で否決された意見
 1 制服
  ⑹ 冬用及び夏用スカートの丈は、膝の中央にかかる長さとする。
   (代)規程廃止とすべき。 【2/20否決】
 2 頭髪、その他
  ⑴ 頭髪は、品位ある清楚なものとし、パーマ、染色、脱色等はしない。
   (代)化粧を許可。【3/20否決】
   (代)ピアスを許可【0/20否決】
   ⑶ コート、ジャンパー、マフラー、手袋等の防寒具は、通学時のみ使用するものとし、安全なものを用いる。
   (代)寒い時に服装の着こなしの緩和。(登下校中、授業中スカートの下に体操長ズボン着用可、授業中でも防寒着着用可)【2/20否決】


Ⅱ 代議員会で継続審議となった意見
 2 頭髪、その他
  ⑴ 頭髪は、品位ある清楚なものとし、パーマ、染色、脱色等はしない。
   (代)頭髪は、自由にする。【継続審議】
  ⑷ 上履き及び下履きは、使用場所の区別を正確にする。また、上履きの色は、学年によって異なるものとする。 
   (代)スリッパから、統一した上履きに変えるべき。【継続審議】


Ⅲ 代議員会で可決され、職員会議で協議した意見
 1 制服
  ⑴ 夏服の着用は6月1日から9月30日まで、冬服の着用は10月1日から翌年5月31日までとする。ただし、気候により移行期間を設けるものとする。
   (代)冬服・夏服の着用を自由にする。【20/20可決】
  (理由)人によって寒さ暑さの感じ方が違うから。

◆学校の意見◆
 現状どおりとする。
 ※ ただし、気候等の状況を鑑みながら移行期間を緩やかに設定し、更衣を行う。
(理由)
 現状においても、体温調節や、暑さ寒さの感じ方について考慮し、ゆとりをもって移行期間を設定するなど、状況によって対応しているため。

   ⑷ ネクタイ、リボンは、冬服着用時には必ず用いる。ただし、配色は、学年によって異なるものとする。
    (代)リボンとネクタイの選択の自由。【18/20可決】
   (理由)男女で区別することやジェンダー問題の解消のため。

学校の意見
 現状どおりとする。
(理由)
 ネクタイ・リボンの選択は、ジェンダーによって決まっているわけではなく、スラックスを履く生徒はネクタイを、スカートを履く生徒はリボンを選択することになっているため。

  ⑸ やむを得ない事情により、制服以外で通学する場合は、願出が必要である。
   (代)球技大会や体育祭などの学校行事の時は、体操服で登校してもよい。また、休日等に部活動のために登校する際は、体操服又は部で定めたチームジャージで登下校してもよい。【16/20可決】
  (理由)登校時、急な天候の変化や汗で制服が汚れたり濡れたりするのを防ぐため。着替えるのに時間がかかるから。夏や、部活後に、汗をかいたまま制服を着るのは不快である。

◆学校の意見◆
 代議員会の意見を受け、規程の運用内容について、傍線部のように修正して変更する。
 → 学校行事等で学校が認める日は、体操服で登校してもよい。また、休日等に部活動のために登校する際は、体操服又は部で定めたチームジャージで登下校してもよい。

 2 頭髪、その他
  ⑶ コート、ジャンパー、マフラー、手袋等の防寒具は、通学時のみ使用するものとし、安全なものを用いる。
   (代)ブレザーを着ずに、防寒着を着用してもよい。【16/20可決】
  (理由)重く、着心地が悪い上に、重ね着をするにも限界はあり、気温の変化に応じての柔軟性がないため。

◆学校の意見◆
 冬季に、登下校の際ブレザーを着用することついては、現状どおりとする。
 ※ ただし、代議員会からの「着心地が悪い」等の意見を受け、素材の変更等によりブレザーの着心地を改善できないか、現在制服業者に問い合わせをし、検討しているところである。
(理由)
 ブレザーは制服であり、登下校において制服(ブレザー)を着ることは、大切である。 

Ⅳ 校則見直しの手続きについて

 1 ホームルーム活動(見直すべき校則について、各クラスの意見の意見を集約し、代議員会に提出)
 2 代議員会(各クラスから提出された意見について協議し、参加者の2分の1の賛成で可決)
 3 職員会議(代議員会から出された意見について、担当課及び学年会で協議した後、職員会議で協議し、決定)
 4 代議員会(職員会議の決定について学校から説明)
 5 ホームルーム活動(代議員会の内容を代議員が報告)
 6 ホームページで見直しの経緯及び内容について公表

生徒が主体となって服装規程について話し合いました

7月13日(木)の6限目に、「私たちの学校の服装規程について」をテーマにして、生徒が主体となって本校の服装規程について話し合うホームルーム活動を行いました。

最初に加藤生徒会長がホームルーム活動の趣旨説明をZOOMで行い、その後、各クラスの委員長が北高の服装規程を確認してから、ワークシートを用いて事前にClassiで配信していたWebサイト「全国校則一覧」を参考にしながら、校則について「現状のまま」「変更するべき」のいずれかを決定し、いずれの場合でも、北高生としての具体的かつ合理的な理由や根拠を考えました。

その後、グループに分かれて協議した後、グループの意見を発表。最後に、クラスとしての意見を決定しました。

  

 

 

 

 

 

放課後には、代議員会を開催し、Microsoft Formsに入力された各クラスの意見をもとに協議し、4項目について、過半数の賛成が得られ可決されました。

  

代議員会で可決された内容については、職員会議に送られ、教職員で協議し、2学期をめどに結果を全校生徒に伝える予定です。